nemo to memo

描く、ときどき想う。

2018-01-01から1年間の記事一覧

並木通りと年末ジャンボの間を歩くⅢ

今日は、これだけのために銀座へ来たといってもよく、それだけで充分といった内容でした。藍画廊の瀬古徹展。小さい作品の唯一無二の存在感、控えめでありつつもの言いたげな気配に満ちています。作品の大きさでよしあしを語ることがナンセンスだと思い知ら…

並木通りと年末ジャンボの間を歩くⅡ

12月は気になる作家さんの展覧会が毎週あり、銀座に通うことになりそうです。藍画廊→ギャラリーSOL→ギャラリーなつか、そして先週購入した作品を持ち帰る。目をいっぱい使うと、よーくみえるようになり、帰ってアトリエでがっくり、、描き直すのでした。

並木通りと年末ジャンボの間を歩くⅠ

最近、あえて出向くということを大切にしています。その場、その時、街や人や作品との出会いがある。今日はそんな日でした。久々に、SOL→藍画廊→なつか→steps gallery→ギャラリー52→コバヤシ画廊、とDMつながりで廻ってきました。 その中で出会った作品がう…

思い込みのウラガワ

ボナール展がとてもよかったので、オイルパステルや無臭のペトロール(油)で絵をかいてみました。おもしろい、、発色がきれい、、色がのっていく、、、? なんだろう、、違和感。 苦手だったのは油の匂いではなく、必要なのは水なんだと気づいた。

どっち?

何もできないのは、それが出来上がった絵か、止まっている絵か。 見極めるのは、そこにあるかないかだけ。 何もないからだ、とやっと気づいて一手を入れれば、再び動き出す。 一度ダメ人間にならないと気づかないけど、それに気づければそうでもない。

錯覚

描こうとしたものの大半は、そうでないもの、関係ないものでできている。描いているのはそれ自体ではなく、それを感じてみている私。そして一体となる。

青い鳥

みえないものを描く ということは、 みえたままを描く ということなんだと改めて気づいた。 ずいぶんと時間がかかった。。。

slice of life

買い物袋を両手にぶら下げ歩道橋の階段をのぼりかけた時、バレエスタジオの天窓からかすかにピアノの旋律がきこえてきた。 バス停でひとり待っている時、道路向こうのパンやからパンの焼ける匂いがしてきた。 考え事をしながら通り過ぎる道すがら、ふと目の…

クロネコ

ふと気づくと、縁側に黒猫が座っておりました。 ご近所の黒猫親子のひとり。 シロとクロが猛暑の間来なくなって、4カ月、、、。猫がそこにいるこの気持ち。

ことば。

「大丈夫。」をほしがる人。「大丈夫?」をこばむ人。 使いすぎに注意。

ぐるぐる。

それは、わからないの中にあり、わかった途端消える。 やっかいである。

なんとかしなくてもいいんじゃない?

これしかできない、を求めてここのところ描いてきました。でも、ここには何もできなかった、の方がわたしには合っているように思う。やがて、そこの余白が必然をおびてくる。

錯覚!?

今までの作品の中から選んだものを展示した7月の個展。わたしは、ここ数か月でこれらを描いた気になってしまった。。。描けないことに気づくまでずいぶん時間がかかりました。その事実を受け入れるとやっと自由になれました!スキマがなくては新しいものは…

真夏の銀座

どこにいても暑いなら、と思い切って画廊巡りへおもむきました。最近、ひたむきにがんばっている若い作家さんと話すのが楽しい、、と感じるのは年のせいなのでしょうか。。。にしても、藍画廊の高馬浩展には入った瞬間から心つかまれました。説得力あるひか…

絵画のある空間。

久しぶりの地元での展覧会には、10年ぶり以上の仲間や親戚や地元の作家さん、通りすがりの方々、お越しいただいております。このような機会を作ってくださった方々に感謝すると共に、人が集う場となる絵画のある空間って、無くてもすむのかもしれないけど…

ギャラリーサザにて。

いよいよ明日、搬入展示です。 今回選んだ作品(新旧合わせて20点位)でどのように仕上がるか楽しみです。。。 お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。 すてきな中庭を眺めながらおいしいコーヒーを味わうついでにでも。 よろしくお願いいたしま…

お知らせ

ギャラリーサザ (企画展示) 2018.6.19(火)→ 28(木)1期 利根川友理子 2018.6.30(土)→7.9(月)2期 根本美恵 〒312-0043 茨城県ひたちなか市共栄町8-18 サザコーヒー本店内 TEL029-274-1151 http://www.saza.co.jp

そこにある景色

雨が降っています、ひっそりと。波紋ができては消えていきます。 ここにある、それだけでいい。。。

くもの糸。

はたして、いま、その糸をつかんでのぼっているのでしょうか。ほっと安心したらプツリと途切れてしまうし、あれもこれもと望んだら壊れてしまう。疑いつつもここにあると信じるしかないairな糸、たぐりよせる。

ささやかな一歩

はっきりいってわからないことだらけ。そんな画面には、ほんの少しの本当がある。

しぼりだす必要はない。

素直な気持ちをことばにしたら、ありきたりすぎてはずかしいと思った。 でも、それが一番直球で伝わるんだな、と思った。 自分の当たり前は案外ひとにとってはそうでもないようである。

くま。

遊歩道2

7年前は、白砂のつづく浜辺でした。 高波と背丈より高い防波堤の間を走る。

それしかできないでいい。

白く塗るしかなかった、と彼女は言った。想定外の出来事がおこったのだ。それが絵画なんだと思う。そこがおもしろいのだ。誰かが、予定調和ではつまらないよと私に言っている。そのまんま自分に跳ね返ってくる。

淡々と、

こわしているようで造ってるし、創っているようでこわしてる。反対とウラガワはいつもいっしょである。どっちだろうがすすむしかない。

遊歩道。

幼い頃からみていた遠くの景色につづく道ができた。どこまでつづいているのか歩いてみた。もう少し、もう少しとすすんでいくと、まあるい行きどまり。見慣れていた景色を反対側から見ながら帰ることにした。

気のせい?ぐらいの。

だんだんとみえてくる画面上のせかいは、一番最初に感覚でしかなかったせかいに最もちかい。限りなく遠すぎず近すぎず、そこへ向かう過程、いろいろな言い訳ばかりしてきたような気もするが、もしかしたら、それは描けるのかもしれない。。。ないものの輪郭…

The Missing Piece

先日、小学校の読み聞かせで、一番すきな絵本『The Missing Piece』(翻訳版:ぼくを探しに)をもっていきました。足りないカケラを探しにいくストーリー。いろいろ試してみたけれど、、、何が大切かをそっと教えてくれる。はじめて読んだときは、そのままで…

記憶喪失。

個展が終わると、次に描く絵が一番よいという錯覚のまま、自分だけが先走ってしまう。ギリギリでやっと完成した作品たちを甘くみてはいけない。。。でも、どうやって描いたのかすっかり忘れているのである、幸か不幸か。。。

おしらせ。

6月末 茨城のギャラリーにて企画展 10月 グループ展 来年4月 藍画廊にて個展 今年はなんだか忙しくなりそうです。茨城のギャラリーでは、これまでの作品も展示したいと考えておりますので、どういう展示になるか自分でも楽しみです。 「そのまんま」をこ…